ひな祭りの歌の歌詞の怖いところと隠された意味がヤバ過ぎる!?
女の子がいる家庭では、華やかなひな人形を飾って、お子さんの成長の無事を祝う大切な行事です。
また、ひな祭りと言えば、♪明かりをつけましょぼんぼりに~で始まる「うれしいひな祭り」は、日本人ならば誰もが知る有名な曲ですよね。
しかし、「うれしいひな祭り」には、作詞家のある悲しいエピソードが隠されていることが明らかになりました。
そして、歌詞をよく確認してみると、実は数々のひな人形に関する間違いが潜んでいたのです。
ひな祭りの歌詞の意味が本当は怖い!?
ひな祭りの定番ソングである「うれしいひな祭り」という曲を、最後までしっかりと歌うことができますか?
おそらく、有名な歌い出しを覚えている人はたくさんいるかと思いますが、最後まで歌詞に自信を持って歌うことができる人は、意外と少ないのではないでしょうか。
『うれしいひな祭り』
作詞:サトウハチロー
作曲:河村光陽1
あかりをつけましょ ぼんぼりに
お花をあげましょ 桃の花
五人ばやしの 笛太鼓(ふえたいこ)
今日はたのしい ひな祭り2
お内裏様(だいりさま)と おひな様
二人ならんで すまし顔(がお)
お嫁(よめ)にいらした 姉(ねえ)様に
よく似(に)た官女(かんじょ)の 白い顔3
金のびょうぶに うつる灯(ひ)を
かすかにゆする 春の風
すこし白酒(しろざけ) めされたか
あかいお顔の 右大臣(うだいじん)4
着物をきかえて 帯(おび)しめて
今日はわたしも はれ姿(すがた)
春のやよいの このよき日
なによりうれしい ひな祭り引用元:なつかしい童謡・唱歌・わらべ歌
(https://www.mahoroba.ne.jp/~gonbe007/hog/shouka/00_songs.html)
このように、歌詞は祭りに備えてひな人形を飾る様子から始まり、実際にひな祭りを楽しむ子供自身のうれしい気持ちを表現した内容です。
もともと、この「うれしいひな祭り」は、1936年にレコードで発売されたそうですが、歌詞そのものは作詞家のサトウハチローさんが、1935年の時点ですでに完成させていたようですね。
しかし、ひな祭りというは親が子の成長を願う華やかな祭りであるにも関わらず、「うれしいひな祭り」の歌詞や曲調が、どことなく寂しげで悲しい音楽に聞こえたことがありませんか?
なんでも、当時サトウさんは妻と離婚したばかりだったそうで、この曲は寂しい思いをさせた子どもたちにひな人形をプレゼントし、楽しい時間を過ごした思い出を歌にしたと言われています。
さらに、歌詞の中にある「姉さま」とはサトウさんの実のお姉さんのことだそうで、幼少期のケガが原因で元気に外遊びができなかったサトウさんのために、ピアノを教えてくれた大切な存在だったそうですね。
ですが、そのお姉さんは嫁ぎ先が決まった矢先に結核を発症し、わずか18歳の若さで亡くなってしまったのだそうです。
どうやら、この2番の歌詞にある「白い顔」は、結核の病状が悪化して血の気が引いてしまったお姉さんの姿を表しているようですね。
つまり、この「うれしいひな祭り」はサトウさんのお姉さんに対する鎮魂歌だったのです。
また、曲調がどことなく寂しげな短調でできているのも、このような悲しいエピソードを含んだ歌詞であるためと考えられているようですね。
おそらくサトウさんにとっては、曲名にある「うれしい」とは全く真逆の、あまりにも悲しい過去の思い出が秘められた楽曲だったのでしょう。
スポンサーリンク
ひな祭りの歌詞の意味が間違っていた!?
そんな悲しい意味が込められた「うれしいひな祭り」ですが、実は歌詞の中に、大きな二つの間違いがあるのだそうです。
○お内裏(だいり)様とおひな様
2番の歌詞は、♪お内裏様とおひな様~で始まっていますが、実はお内裏様とは男雛(おびな)と女雛(めびな)をあわせた、男女一組のおひな様のことをいうのだそうです。
そして「おひな様」とは、男雛や女雛だけでなく、三人官女や五人囃子など、全ての人形の総称を指すようですね。
おそらく、多くの人が歌詞の影響で「男雛=お内裏様」として覚えてしまっているのではないでしょうか。
つまり、♪お内裏様とおひな様 二人ならんですまし顔~と、歌詞が続いていますが、お内裏様とおひな様が並んでいるのだとしたら、男雛が1体、女雛が2体あることになるので、「二人」ではなく「三人」になってしまいます。
また、サトウさんの作詞に段飾り人形の全てを指している意図があったとすれば、誤用ではないとも言えますが、「二人並んで」と表現していることから、やはり男雛、女雛それぞれを指した意味だったという見方が強いようですね。
○赤い顔の右大臣
歌詞には右大臣が赤い顔をしているとありますが、実はひな人形をよく見てみると、ひげがある老人の左大臣が赤い顔をしているのです。
このように画像を比べてみると、少し赤ら顔に立派な白ヒゲをたくわえているのが「左大臣」で、色白で凛々しい容姿をした若者が「右大臣」であることがわかりますよね。
なんでも、この二人は随身という護衛の者だそうで、年長者が左側(向かって右)に座すという決まり事に従って並んでいるとのこと。
つまり、観るものからすると、右側に赤ら顔の左大臣が座っていることになるので、作詞をしたサトウさんが間違えてしまったと考えられているようですね。
しかし、歌詞の誤用について指摘がないまま曲が発表されてしまったそうで、後に教育者側から訂正を求める声が上がったそうですが、歌の普及に追いつくことはできなかったそうです。
そして、サトウさんは歌詞に込められた悲しい記憶と誤用から、晩年までこの歌を嫌い続けていたようですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、ひな祭りの歌について有名な説を紹介しましたが、あくまでこれは一説であり、正確なことは作詞したサトウさんにしかわかりません。
しかし、昔から聞き馴染んでいた「うれしいひな祭り」の歌詞の背景を知ってから、改めて曲を聴いてみると、今までとは違った印象を受けるかもしれませんね。
せっかくですので、来年のひな祭りの際には、お子さんと一緒に声を出して「うれしいひな祭り」を歌ってみてはいかがでしょうか。
スポンサーリンク
続けて読むならコチラの記事がオススメ!!
・ひな祭りの飾りを手作りする簡単な方法や飾り付け方はコチラ!?
・ひな祭りのちらし寿司のレシピで人気のオススメや由来はコチラ!?
・ひな祭りの由来を簡単に教えます!?子供向けに保育園でも!?
・ひな祭りの料理のレシピで簡単でオススメなメニューはコチラ!?
・ひな祭りのケーキのレシピで人気のオススメはコチラ!?飾りも!?
・ひな祭りのメニューでおもてなしに最適な簡単レシピはコチラ!?
・ひな祭りの折り紙の折り方で簡単なオススメや飾りはコチラ!?
・雛人形の並べ方や飾り方や置き方を左右わかりやすくイラストで!?